奉化・清凉山
清凉山は、自然景観に優れ、昔から小金剛と呼ばれる名山である。奇岩絶壁の12峰、険しい絶壁の横を流れる洛東江（ナクトンガン）が壮観をなす。 山の中には27の寺院と庵の遺址があり、元暁大師が創建した瑠璃宝殿、退渓・李滉（イ・ファン）が修行に励み性理学を集大成した清凉精舍、崔致遠（チェ・チウォン）のゆかりの地である孤雲台（コウンデ）と読書堂（トクソダン）、金生（キム・セン）が書を学んでいた金生窟、恭愍王が滞在していた恭愍王堂と山城など、多くの歴史的遺跡に触れることができる。「奉化・清凉山」はこのように歴史的に由緒ある名山であり、さらに恭愍王を祀る堂祭が現在まで受け継がれるなど、民俗資料としての価値が高い。また、自然景観が美しい名勝地として高い評価を受けている。
1982年に道立公園に、2007年には国家指定文化財名勝第23号に指定・保護されている。