清凉山道立公園

清凉山は、自然景観に優れ、昔から小金剛と呼ばれる名山である。奇岩絶壁の12峰、険しい絶壁の横を流れる洛東江が壮観をなす。
山の中には27の寺院と庵の遺址があり、元暁大師が創建した瑠璃宝殿、退渓・李滉が修行に励み性理学を集大成した清凉精舍、崔致遠のゆかりの地である孤雲台と読書堂、金生が書を学んでいた金生窟、恭愍王が滞在していた恭愍王堂と山城など、多くの歴史的遺跡に触れることができる。
1982年に、52.8kmが道立公園として指定され、開発が進んでいる。





ハヌル橋
海抜800mのところに位置する紫鸞峰(チャランボン)と仙鶴峰(ソンハクポン)を結ぶ長さ90m・高さ70mのつり橋。韓国最大かつ最高のつり橋である。

トッコル岩
外清凉の奇岩怪石の横を洛東江が滔々と流れている。丙子の乱の時、奇人の林将軍が川を渡って走りながら岩に捕まり、懸垂をしたという伝説が伝わっている。春先には川辺にツツジが満開し、絶景が見られる。

密城台(ミルソンデ)
高麗時代の恭愍王がここに避難して滞在した時、罪人を処刑した場所である。両側の壁が切れるようで続いている。

金塔峰(クムタプボン)
幾重にも重なった崖が雲の上から見るとまるで9重の金の塔のように見え、壮観をなす。麓には4つの庵の跡や聡明水(チョンミョンス)という湧き水があり、登山客に喜ばれる。

動風石(トンプンソク)
元暁大師が修行のために滞在していた応真殿、その裏の崖の上に載っている丸い岩が、今にも落ちそうで、風にも動くという意味から、動風石と呼ばれる。.
-応真殿と動風石
清凉山博物館

面積1,272㎡の3階建てで1階は広報館・収蔵庫、2階は映像室・展示室、3階は展望台・憩いの場の構造となっている。清凉山に関連する資料を収集・整理・保存し、研究・展示の機能を担うことで、山を訪れる人が清凉山の自然の生態や歴史・文化について詳しく学習できるよう、情報提供に力を注いでいる。
- 広報室
- 展望台